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ドル建て金現物は18日安値915.05ドルから昨夜NYで929.15ドルまで反発。米国債続落、米株価頭打ち、ドル軟調のなかでジワジワと買われ、15日に付けた1カ月半ぶり高値933.65ドルに接近する。その後はユーロ・ドルの下げにつられて924.30ドルまで軟化。東京午前は924.80−6.70ドルのレンジ。東京工業品取引所の金期先も昨夜の戻り高値2879円から2855円まで下押す。正午現在、ドル建て現物926.20ドル、東京期先9円安の2860円。
米国市場はドル、米国債軟調の中で株価は伸び悩み、トリプル安の兆しも。株、国債、ドルとの微妙なバランスの上で金価格は一方向に走り難い状況にあるが、トリプル安なら950ドル回復の可能性高まる。
金に比べ、銀や金鉱山株の強さが目立つ。銀の相対的な強さは、農産物も含む商品市況全般の強さを映したもの。最近はシカゴ大豆とともに上げ足を強めるケースが目立つなど、米国先物の投機マネーが古典的な「インフレ・モード」に入っている感あり。金/銀比価4月21日の73.44から、昨年9月以来の65前後まで低下した。また、金鉱山株にはオプション絡みの仕掛けも。米金鉱山株価指数XAUは一時143.00ドルまで上昇し、13日に付けた8カ月ぶり高値143.27に接近。再び節目140の上放れに挑む気配あり。
オプションについては、NY先物も長期物を中心に強気方向にバイアスが傾いた観あり。12月限オプションは総取組高18万枚のうち、7割がコール。これ自体は通常に近い状態だが、コールのうち権利行使価格950ドル以下が1割、それ以上が9割。1000ドルに1万7600枚、1100ドルに1万枚と、1000ドル超える行使価格にまとまったポジションあり。もちろん売り戦術による建玉もあるが、マーケットのバイアスが一頃よりも「上」に傾いた可能性高い。
一方、東京期先は円高に圧迫される展開が続く。このためチャート上でも日足実体はこの1カ月、一目の雲から抜け出せず。雲の上限2902円。基準線の2865円を割れば雲の下限2800円を試す可能性強まるが、そこが当面の安値の限界となる公算大。
東京白金はトヨタ株につれ安の格好。正午現在、ドル建て現物1131.50ドル、東京期先は19円安の3506円。※光陽ファイナンシャルトレード配信メルマガより抜粋(執筆者:梅田直人・光陽ファイナンシャルトレード株式会社)
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